
また予防歯科は、虫歯や歯周病などの予防だけが
目的と考えられがちですが、単に虫歯や歯が疾患しないように
するというだけでなく、病気の進行に応じた処置も含め
口腔内全体の健康を増進するといった目的もあります。
歯垢がつきやすく磨きにくい奥歯等を意識し
丁寧にジックリと磨くことが予防に繋がります。
また歯と歯茎の境目も重要な歯磨きのポイントで
この部分はくぼみになっており、非常に汚れがたまりやすい箇所です。
歯ブラシでは磨けない部分は、歯間ブラシ・デンタルフロス・部分磨き用歯ブラシなどの
補助器具を使用した虫歯予防をお勧めしております。
定期検診では以下の項目を確認いたします。
一般的によく言われている歯槽膿漏は成人性歯周炎のことで、
歯周病はその症状・病態によって複数の種類があります。
歯周病は、歯の表面につくプラークが原因で起こる病気です。
長く放置をすると、口臭や歯茎の腫れ・心内膜炎・肺炎、
妊婦の方では早産や低体重児が生まれてしまったり、
動脈硬化や糖尿病を引き起こしたりと、
歯周病の影響は全身へと大きく広がってしまう危険性があります。
また歯周病の危険因子には肥満と喫煙があり、
歯周病になるリスクが肥満では3〜8倍、喫煙では2〜4倍になると言われています。
「家族に歯周病で歯を抜いた人がいる方」
「最近おなかが出てきた方やたばこを吸う方」
「ここ数年、歯科医院で歯のクリーニングをしていなく、歯磨きが十分でない方」
「歯磨きをすると歯茎から血が出る方」
「歯がグラグラする方」
「口臭がひどい方」
「歯茎が腫れている方」
「糖尿病の方」
上記に該当する方は歯周病の危険度が高いため、歯科医師の診察を受けた方が良いと考えます。
不安な方も一度、相談も兼ね検診に行く事をお勧めいたします。